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肉量は通常の10倍 裏メニュー「メガ馬鹿(うましか)」バーガー 上田

肉量は通常の10倍 裏メニュー「メガ馬鹿(うましか)」バーガー 上田

 上田市の「上田道と川の駅おとぎの里」が販売している馬と鹿の肉を使ったハンバーガーの裏メニューで、肉の量が通常の10倍、重さ1キロ以上の巨大バーガーが口コミで人気を広げている。表メニューで最大サイズの「大馬鹿」を超える「メガ馬鹿」。同施設は「バカではなく『ウマシカバーガー』。メガはおいしさも最大級」とPRしている。

 馬鹿バーガーは2017年に販売開始。現在、鹿肉は主に長野市中条の市ジビエ加工センターから、馬肉は県内外から仕入れている。基本サイズは、肉の量が150グラムの大、80グラムの標準と小(トマトとマヨネーズなし)。パンや具材のトマト、タマネギは地元産にこだわっている。

 標準サイズが1個税込み600円に対し、メガは同4500円。要予約で月2、3個注文がある。5日には上田市の自営業牧野彩未さん(31)が長女(5)の誕生日に2個購入。「昨年も1個買ったが足りなかった。ぺろりと食べちゃう」と話していた。

 裏メニューには、サイズ小より小さい「ナノ馬鹿」(要予約)も。全バーガーの売り上げの一部は草刈りなどの地域活動の資金に充てている。担当の石井芙美香さん(28)は「駆除された鹿肉をおいしく有効活用していきたい」としている。(信濃毎日新聞、2021年6月9日)

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1873(明治6)年に創刊した長野県で日刊新聞を発行する企業です。きめ細かい取材網を生かした公正で迅速な報道に努めてきました。紙面づくりや多彩なイベントを通じた読者との双方向性を大切にしながら地域の産業や文化の振興も目指してきました。販売部数は約43万9000部(2020年4月)。県内シェアは70%超。地域に親しまれ、信頼される長野県民の主読紙として、人と時代をつなぐ仕事に取り組んでいます。