移住したくなったら

ホオズキの出荷が最盛期 栽培盛んな飯田下伊那地域

ホオズキの出荷が最盛期 栽培盛んな飯田下伊那地域

 飯田下伊那地域で栽培が盛んなホオズキの出荷が、お盆を前に最盛期を迎えている。形が提灯ちょうちんに似ているため、先祖を迎える盆提灯に見立てて墓前や仏前に飾る風習があり、主に中京圏へ出荷される。飯田市立石の宮島幸二さん(71)の畑には、鮮やかなオレンジ色の実がずらり。収穫作業は計6日間の短期集中で、作業を急いでいた。

 自宅横の約10アールの畑で約2100本を育てており、7月下旬から収穫を始めた。出来栄えは天候に左右されやすく「毎年難しい」といい、今年は5~7月上旬の低温や少雨で丈が短く80センチ前後。それでも収穫した実が夕日に照らされて鮮やかさを増すと「きれいな色だな。なかなかいいんじゃない」と顔をほころばせた。

 作業小屋では、妻の律子さん(64)が選別作業。茎の長さやしなり具合、実の色づきなど全体のバランスを見ながら各等級に仕分けた。

 みなみ信州農協(飯田市)によると管内では33戸が栽培しており、茎に付いたままの「枝付き」を約2万500本、茎から取った実だけも約3万個を出荷する。(2026年8月3日配信)