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米も具も信州産 こだわりおにぎり商品化 松本大松商短大部と岩岳リゾート

米も具も信州産 こだわりおにぎり商品化 松本大松商短大部と岩岳リゾート

 松本大松商短大部(松本市)と岩岳リゾート(白馬村)が商品開発したおにぎりのお披露目会が、白馬岩岳マウンテンリゾート(同)であった。マーケティングを学ぶゼミの1年生15人が、観光客に信州の食の魅力を伝えようと地産地消をテーマにおにぎりを考案した。

 両者が7月に結んだ、地域で活躍する人材育成を目的にした産学連携事業の一環。同社社員の永井ほありさん(28)が同短大部の卒業生だった縁で連携が実現した。

 学生たちは3グループに分かれ、全14種のおにぎりを考案。若いカップル、シニア層の夫婦、子どもがいる家族をターゲットに設定し、3セットを用意した。白馬村産の米を使い、松本地域の名物「山賊焼き」や安曇野市産のワサビを具にするなどして、信州産にこだわった。

 経営情報学科の吉岡駿さん(19)は「きれいな景色を背にしてピクニック気分で食べてほしい」。一緒に商品開発した永井さんは「学生たちが地域に貢献できる人材になってほしい」と期待した。

 おにぎりは1セット千円。同リゾートにある「ハクバデリスタンド」で11月12日まで販売する。(2023年9月18日配信)