
2026.10.01
佐久市の高校生、江戸期の洪水犠牲者弔う花束作り
佐久平総合技術高校(佐久市)農業科植物活用コースの2、3年生17人が30日、同校浅間キャンパスで墓参り用の花束を作った。江戸時代に起こった千曲川の洪水「戌(いぬ)の満水」の犠牲者を弔うため、8月1日に墓参りをする佐久地域の風習に合わせた恒例の実習。約450束を31日に校内で販売する。
花は4月に苗を植えた赤や白、黄色などのキクとアスター。3年生を中心に、草取りなどの日常の管理を行ってきた。生徒たちは、手際良くテーブルに置かれた花を合わせて束にし、剪定(せんてい)ばさみで茎の長さをそろえてビニールで包んだ。
「戌の満水」は江戸時代中期の寛保2(1742)年に起きた千曲川流域の洪水災害。南佐久郡から飯山市まで広範囲に被害が及び、2800人余の犠牲者が出たとされる。3年の堀内太聖さん(17)は花束作りの合間に、「きれいに育って良かった。ご先祖さまたちに喜んでもらえればいい」と話した。
販売は午前10時からで、無くなり次第終了する。一束500円。12日にも午前10時から700円で販売する。(2026年7月30日配信)

