
2026.10.06
重要文化財「南蛮屏風」 上田市で公開始まる
上田市サントミューゼの市立美術館で13日、日本と中国へ来航した欧州の人々の様子が描かれた重要文化財「南蛮屏風(びょうぶ)」の公開が始まった。上田城と大阪城の友好城郭提携から20周年の節目を記念し、市や信濃毎日新聞社などでつくる実行委員会が主催した企画展の一環。9月6日まで展示する。
右隻(うせき)と左隻の六曲一双で、ともに縦158・8センチ、横375センチ。16世紀末ごろ、狩野孝信によって描かれたとみられる。右隻には南蛮船が欧州から日本の港に来航した様子、左隻には中国の港に着いた場面が描かれている。日本の港では建物から顔を出す女性や子どもの姿などが描写されている。
びょうぶに描かれた人々などを拡大したパネルも展示。同館学芸員の大塚菜々美さん(31)は、人々の表情やしぐさなどから港町が浮き立っている様子が見て取れるとし、「細かな部分まで見てほしい」と来場を呼びかけている。
企画展「豪華絢爛(けんらん) 秀吉と桃山文化―大阪城天守閣収蔵品選―」では大阪城天守閣(大阪市)が所蔵する豊臣秀吉ゆかりの武具や、きらびやかな調度品などを鑑賞することができる。(2026年8月13日配信)

