移住したくなったら

東京パラ採火 信州でもスタート 「縄文人」も火おこし

東京パラ採火 信州でもスタート 「縄文人」も火おこし

 東京パラリンピックは12日、長野県を含む全国各地で採火が始まった。県内では10広域圏ごとに14日までに採火し、16日に長野市のセントラルスクゥエアに集める。共生や平和を願う思いを乗せ、聖火が東京に向かう。

 諏訪郡富士見町の井戸尻史跡公園では12日、町内の県諏訪養護学校高等部や境小学校の児童生徒ら12人が縄文人をイメージした衣装を着て、木の棒と板を使って火をおこした。同小6年の平出翔太郎君(11)は「火が聖火になるのはうれしい」と話した。

 県外では16日まで42道府県で採火。17~20日は競技会場がある静岡、千葉、埼玉、東京4都県での採火やリレーを行うが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で公道走行を中止・縮小する。最後は日本各地とパラ発祥の地とされる英国ストーク・マンデビルで現地時間19日に採火した炎が20日夜、都内の迎賓館で合流する。(2021年8月13日、信濃毎日新聞)

この記事を書いた人
1873(明治6)年に創刊した長野県で日刊新聞を発行する企業です。きめ細かい取材網を生かした公正で迅速な報道に努めてきました。紙面づくりや多彩なイベントを通じた読者との双方向性を大切にしながら地域の産業や文化の振興も目指してきました。販売部数は約43万9000部(2020年4月)。県内シェアは70%超。地域に親しまれ、信頼される長野県民の主読紙として、人と時代をつなぐ仕事に取り組んでいます。