
2026.10.09
どうしてみんな農家にならないんだろう? 異業種・未経験から長野で就農した若手フルーツ農家の稼ぎ方
こんにちは、ライターの風音です。
長野に移住してよかったな~! と感じる理由のひとつが、とにかくフルーツがおいしいこと! 桃やぶどう、りんご、梨。スーパーはもちろん、路面の八百屋さん、コンビニまで至るところに季節のフルーツが並びます。長野は広いので、その土地によっても特産のフルーツが異なり、産直に行くのがとっても楽しい!
私が特に好きなのは、桃。長野に来てからさまざまな品種があることを知りました。毎年いろんな種類の桃を買っては、「帰ったら冷蔵庫で桃が冷えてるぞ」と日々のご褒美に。最近は、推しの農家さんを見つけて直接お取り寄せをしています。旬のものを味わう暮らしってなんて豊かなんでしょう。

そんなある日、長野市の川中島で農家を営む田中竜弥さんと知り合いました。30代で長野にUターン就農したという田中さん。田中さんの卸している桃は、馴染みの飲食店「hanten」や「のぶた」で何度か口にしたことがありました。おいしいフルーツを作っている農家さんはどんな人なんだろう?とお話しを聞いてみると、
・農家は儲かる! 就農するなら早ければ早いほどいい
・働き方にメリハリがあり、好きなこと・やりたいことと両立できる
・未経験でもJAを頼ればなんとかなる
・地域のおじいちゃんおばあちゃんと仲良くなれば畑が手に入るらしい……?
などなど、夢のあるお話しがどんどん出てきました。これはもっと詳しく聞いてみたい! ということで、地元に戻ってこの仕事を選んだ田中さんと、長野へ移住して農業に就いた若手農家のお二人で座談会を企画することに。
なぜ長野で農家になることを選んだのか? 農家は儲かるって本当?これからの野望など、じっくり話を伺いました。

- <座談会参加者>
- オビナタ農園 田中竜弥さん
長野県出身。30代でUターン就農。農家6年目。ぶどう、桃を育てている。自家用の米、野菜も手がける。
池田葡萄農園 池田良平さん
神奈川県出身。結婚を機に30代で長野市川中島に移住し、妻の実家のぶどう農園を継ぐ。農家4年目。ぶどう、米を育てている。
戸澤ファーム 戸澤彩さん
東京都出身。コロナ禍を機に長野市川中島に移住し、夫の自家の畑を継ぐ。農家3年目。桃、ぶどう、りんごを育てている。
自分の手でおいしいものを作って届けたい

- 風音
- まず、みなさんがどうして長野で農家になったのかをお聞きしたいです。
- 田中さん
- 自分はもともと長野市出身で、20代で上京してからはずっと飲食店で働いていました。もともとおばあちゃんが小さい畑をやっていたんですが、ある時「足が痛いからもうやめる」と。それを聞いて、「じゃあ俺がやるわ」と帰ってきました。
- 風音
- いつか農家を継ぐ気はあったんですか?
- 田中さん
- いえ、特に考えてはいなかったです。ただ、飲食店で働いていた頃に「おいしいものを右から左に流してるだけだな」みたいな感覚があって。おいしいものを自分で作りたいという思いと、「儲かりそう」という予感がしたのが大きかったですね。
- 風音
- 農家が儲かりそうというのは、どういうところから感じていたんですか?
- 田中さん
- 飲食店で働いてたときの体感ですね。桃やぶどうといった果樹は収穫時期が決まっていて、年一回しか採れない。それってめちゃめちゃ営業がしやすいなって。
かつ、既に市場での単価が高いので、商売としても成り立ちそうだと。おばあちゃんが作っていた桃やぶどうがおいしかったから、自分もおいしく作れたら売れるんじゃないかなと思いました。

- 池田さん
- 自分は関東出身なんですが、前職で出会った彼女の実家が長野のぶどう農家だったんです。昔から、彼女の家に行くといつも冷蔵庫にぶどうが入ってたんですけど、「フルーツが好きなんだな」としか思っていなくて。社会人になってプロポーズした時に「うちの実家、農家だから継いでもらうことになるよ」って言われて。「えぇっ?」って。
- 風音
- プロポーズした時点では、長野に来るつもりも農家になるつもりもなかったと。
- 池田さん
- はい。でも、私は男4人兄弟の末っ子なんです。実家を継ぐ話もなかったですし、長野に行くのもいいかなって。
- 風音
- 池田さんはもともとなんのお仕事をされていたんですか?
- 池田さん
- 関東で、ハウスメーカーの現場監督をやっていました。何十年か後にいずれ農家を継ぐつもりで、まずは長野のハウスメーカーに転職したんです。そうしたら、長野に来て1年たたずにお義父さんが亡くなってしまって、畑をやる人がいなくなっちゃったんですよ。
- 田中さん
- その間、自分が一時的に池田葡萄農園さんの畑の一部を引き継いで世話をしてたんです。「農家はいいよ、儲かるよ。一緒にやろうよ」って口説きました。
- 池田さん
- 竜弥くん(田中さん)には本当にお世話になりました。この人が言うならそうなのかなって、いつの間にか自分も農家になってました。果物の中でいえば、ぶどうは結構好きだったので、まぁいいかなって。

- 戸澤さん
- 私も池田さんに少し近いかも。私は東京出身で、都内の大学院に通いながら、長野で公務員をしている夫と別居婚をしていたんです。夫のおじいちゃんが畑をやっていたので、時々長野に来てお手伝いをしていて。
- 風音
- 大学院ではなんの勉強を?
- 戸澤さん
- 農学部でした。だから農業に興味がなかったわけではなくて。ちょうど大学院を卒業するタイミングで一人目の子どもを出産したんですが、そのタイミングでコロナが流行り始めて。夫に「このままだとロックダウンになって会えなくなっちゃうから、長野に来て」って言われて、一旦長野に来たんです。
子育てをしながら畑を手伝っていたら、おじいちゃんが「畑を引退したい」と言い始めて。でも夫は安定した公務員を辞められない。「じゃあ誰がやる?」となったときに、私がやることに。でも、いざやってみたら結構楽しくて今に至ります!
「イヤなことがない」ことが一番のギャップ
- 風音
- 皆さんそれぞれのタイミングがあったんですね。全くの未経験だったところから、どうやって農業を学んでいったんですか?
- 池田さん
- うちの場合は、義理のおじいちゃんがぶどう農家30年の大ベテランで。今はもう95歳で引退しているんですが、私が畑を継いだあと一年間みっちり教わりました。あとは、JAの新規就農者向けのぶどうの栽培講習にも通いましたね。

- 田中さん
- 自分も一年目はおばあちゃんに教わりました。JAに入っていれば、月に1~2度、生育状況やこれからの作業に合わせた講習会を受けられます。そこに通えば、ある程度のことは大体できるようになると思います。
- 戸澤さん
- 私も田中さんと同じく、畑のことはじいちゃんばあちゃんが多くを教えてくれました。JAの講座にも通いましたし、困ったらとにかくJAの技術員さんに電話しまくってなんでも教えてもらいましたね。あとは、畑に出て作業していると近所の農家の先輩たちが様子を見に来てあれこれ教えてくれるんです。

- 風音
- 実際に農業をやり始めてから、想像していた農家の働き方とのギャップはありましたか?
- 田中さん
- 自分の手でうまいものを作る喜びが想像以上に大きかったです。1年目は、ばあちゃんに教わったまま作業しただけだったのに、人から「おいしい!」って言ってもらえたのがめちゃくちゃうれしくて。逆にネガティブなギャップはあんまりなかったです。
- 戸澤さん
- 私は、農家って思っていたよりも夢があるなと思いました。自分の力で稼ぐのって、ほかのことでやろうとするとすごく資本金がかかったり大変じゃないですか。でも農業は健康さえあればどこまでもやれる。まだ農家として未熟すぎて、なめてるところもあるかもしれませんが(笑)。楽しみのほうが大きいです。

- 池田さん
- 自分も、思った以上にイヤなことがないというのが一番のギャップかもしれません。やればやっただけ儲かるので、前向きな気持ちで仕事ができます。作業の予定もペースも自分で決められるし、会社員時代と比べると人間関係に縛られないのもいいですね。1人で音楽をガンガンかけながら畑で作業するのは最高です。
- 田中さん
- 自分で仕事量やタイミングを調節できるのはいいですね。「もう今日はここまで!」って切り上げて、夕方から畑で飲むビールは最高ですよ(笑)。
- 風音
- 逆に、想像よりも大変だったことはありますか?
- 池田さん
- 基本的に外での作業になるので、わかっていたつもりでしたが夏は暑すぎて大変ですね。
- 田中さん
- リョウちゃん(池田さん)のところは働きすぎだから、もっと休み休みやったほうがいいよ~。でも、天候にはめちゃくちゃ左右される仕事ですね。農家になるまで、こんなに天気予報を気にしたことはなかったです。
- 池田さん
- 品種によりますが、ぶどうは水を吸い上げすぎると破裂しちゃうんです。「しばらく雨降ってないから水をあげないと」とか、逆に「これから大雨だからビニールで覆わなきゃ」とか、2~3日に1回は地面の水分量を測って、天候に合わせて水の調整をするのは大変ですね。
自分で値段を決められる自由。個人でお客さんをつければ、いくらでも売り上げを伸ばせる

- 風音
- 最初にお話しがあった、「農業は儲かる」という部分も聞いてみたいです。就農してから、どんな手応えを感じていますか?
- 田中さん
- やっぱり自分で値段を決められるというのが一番大きいですね。おばあちゃんたちの世代はネットが使えなかったから売り先が限られていたけど、今はSNSで直接お客さんとつながれる時代になりました。個人でお客さんが取れれば、いくらでも売り上げを伸ばせるという実感がありますね。作り手の名前を出して直接販売することで、「おいしいものを届けなきゃ」という緊張感も生まれます。
- 風音
- なるほど、今の時代だからこそ可能性があると。
- 田中さん
- うちはもともと完全に自営業でほぼJAに売っていたので、自分が就農してすぐInstagramのアカウントを作って直売を始めました。今は公式LINEから受注をしていて、今は売り上げの3割くらいがネット経由です。3~4年前からは百貨店の物産展にも出るようになって、その売り上げが3割。残りの4割がJAという感じです。


- 池田さん
- うちも全部JAに出していたところから、自社のECサイトを立ち上げて直接販売を始めました。ただ、あんまり計画性がないままにショップを始めちゃったので、去年は一気に1000件ぐらい注文が来て焦りました。注文が多いときは、朝4時から梱包して発送しています。
- 風音
- 1000件も! それはうれしい悲鳴ですね。
- 戸澤さん
- うちも全部JAに卸していたんですが、最近はAコープにも卸したり、Instagramのアカウントを開設して直売を始めました。お二人に比べたらまだまだですが、コツコツやっています。
- 池田さん
- 私は農家を継いでからどんどん畑を広げています。ちっちゃい畑が点在しているより、まとめたほうが作業の効率がいいので、「池田家の土地」と「池田家の土地」の間にある土地を、オセロ感覚でどんどん引き継いで、最終的には全てうちの畑にしていきたいんです。

- 風音
- 畑でオセロ! スケールがすごい。
- 田中さん
- うちも、最初は500平米くらいだったのを今は1ヘクタールまで増やしました。面積によって収入が計算できる仕事ってなかなかないですよね。年収800万円欲しいなと思ったら、ぶどうだったら4000平米あればいける。地道に畑を増やして木を植えて育てていけば、10年もあれば一人で年収800万円までいけるっていう夢のある商売ですよ。
- 戸澤さん
- 私、東京にいた頃はゲームの「どうぶつの森」でせっせと畑を増やしていたんですけど、農業って本当に自然に触れながら畑を増やして果物を育てればお金が増えるんですよ。それが超楽しいです。うちはおじいちゃんから畑を引き継いだ2020年に新しくぶどうの栽培を始めたんです。ようやく採れるようになってきたので、いよいよこれからですね。
畑がそのまま子どもの遊び場に。メリハリのある働き方
- 風音
- みなさん子育て中ということで、農業と子育ての両立についても聞きたいです。
- 池田さん
- 現場監督をしていた頃は子どもが仕事場に来るなんてあり得なかったけど、今は私が仕事中でも子どもが畑に遊びに来て、よくピクニックしてますよ。あまりに暑い日は、「今日はもうここまで!」って切り上げて、畑にビニールプールを出して子どもと遊ぶ日もあります。

- 戸澤さん
- うちは子どもが3人いるんですけど、畑で落ちた桃をかごに入れる遊びを3人で延々やってたりします。家にいたらYouTubeばっかりになっちゃうので、お外で遊んでくれるのは助かりますね。外で体を動かして遊んでくれると、エネルギーが発散されて喧嘩も減るんです。

- 田中さん
- うちは上の子が5年生で体力が有り余ってるので、遊びがてら畑の作業を手伝ってくれますね。手伝いに飽きたらその辺で鬼ごっこして走り回ってます。作業量を自分で決められるので、子どもが突然熱を出してもすぐ迎えにいけますし、逆に子どもとの予定で仕事に支障が出ることもないのがいいですね。子どもとの時間は結構取れていると思います。
- 戸澤さん
- 東京だと動物園に行くのも一苦労だったけど、こっちはすぐに遊びに連れて行けるのがいいですね。上野動物園より断然茶臼山動物園ですよ! 長野市は公園も多いし、噴水も空いてるし、どこも駐車場が無料で広い。なにより、仕事終わりに子どもたちと近所をお散歩するだけでも満足感が高いです。

- 風音
- 農繁期と農閑期はかなりメリハリがあるとお聞きしましたが、働き方としては実際どんな感じなんですか?

- 田中さん
- うちの場合は、農作業が3月頃から始まって、桃が8月末、ぶどうが10月いっぱいまで。11~2月がオフシーズンです。独身の頃は、冬の間に志賀高原の山小屋を手伝ったり、知り合いの飲食店を手伝ったりとにかくいろいろやってましたね。ここ最近は、声がかかれば小学校の臨時教員をしています。
- 池田さん
- 私は前職のハウスメーカーの伝手で、オフシーズンは住宅の検査や職人さんの手伝いのアルバイトをしています。あとは、冬にしかできない畑の修繕をしたり、メンテナンス期間ですね。
- 戸澤さん
- うちは、夏や秋はあまり子どもを遊びに連れて行けない分、「冬はお金を全部使って死ぬほど遊ぶよ!!」って子どもたちとめちゃくちゃ遊んでます(笑)。
- 風音
- 農家さんはずっと忙しいイメージがありましたが、オンオフがはっきりしていていいですね。
- 田中さん
- 前の年の仕事のことは全部忘れて、毎年新鮮な気持ちでリセットできるのがいいですね。夏に農業やって、冬は好きなことやればいいっていう働き方はライフスタイルとしてかなりいいなと思っています。夢を追いながら普通のアルバイトをするよりも、兼業農家をするのは結構可能性があるんじゃないかな。
「なんでみんな、農家にならないんだろう?」
- 風音
- 皆さんがこれからやってみたいことや、目標があれば教えて下さい。
- 池田さん
- 私は本当に、畑オセロを続けて農地を拡大することしか頭にないですね。土地を買ってさえおけば、子どもが農家をやらなかったとしてもまとまった土地はそのまま資産になる。自分の代はとにかく畑を広げて、残せるものを残してやりたいです。

- 戸澤さん
- 私はとにかく夏に農業で稼いで、冬は家族で旅行に行けることを目標にしています。稼いだお金で好きなものを買いたいし、好きな車に乗りたいし、ティファニーをたくさん買いたい! そういう人生を送りたいです。
- 風音
- ティファニー農家! 夢があるなぁ。
- 田中さん
- 自分は売り上げ1億円を目指しているので、まずは畑を2ヘクタール以上に広げたいですね。それを達成したら最終的には自分の村を作りたい。村人は全員、農業をやりながらもう一つ好きな仕事も持ってる、みたいなイメージです。
- 風音
- 農業を軸に、小さな経済圏を作りたいということですか?
- 田中さん
- その通りです。美容師をやりたい人がいたら、農業の売り上げでその人の美容室を建ててあげる。コンビニをやりたい人がいたら小売店を建てて、農家と小売りを両方やってもらう。飲み屋が欲しければ、飲食店をやりたい人を呼んできて、畑をやりながら店をやってもらう。
そうやって、この景色をできるだけ残しながら、いろんな人を巻き込んで村の中に必要なものを全部揃えて、便利にしていきたいんです。最終的には、この村の中で遊びながら死んでいくのが目標ですね。

- 風音
- 最後に、長野移住や新規就農を考えている人に伝えたいことはありますか?
- 池田さん
- 新規就農者向けの支援制度は、ちゃんと調べてしっかり使ったほうがいいです。知らずに使わないのはもったいないので。
私の場合は、妻の実家の農家を継いだので「親元就農支援事業」を利用しました。親や親族から農業を継ぐ人が申請すれば、年間120万円が3年間受け取れる制度です。ほかにも、長野市の認定農業者になれば、農機具の購入などにも補助が出ますよ。
- 田中さん
- いろいろと支援制度も講習もありますし、もしすでに農業が気があるならできるだけ若い方がいいと思います。
- 風音
- それは体力的にですか?
- 田中さん
- というより、畑を広げていくにはどうしても時間がかかるからです。その上で、新規就農したい人の一番のハードルは、なかなか畑を借りられないことだと思っていて。
一方で、貸し手は知らない人に貸してほったらかされたら困ると悩んでいる。だから、新規就農したいんだったら、まずは地域のじいさんばあさんと仲良くなるのが一番ですよ。

- 風音
- 田中さんも、長野に帰ってきたばかりの頃はいろんな畑にお手伝いに行ったりしたんですか?
- 田中さん
- 行きましたね。「人が足りない」って言われたら「じゃあ行くわ」って手伝いに行って、一緒に作業しながら「これどうやるの?」って教えてもらいました。それでどんどん地域の人に顔を覚えてもらったりしながら仲良くなって、少しずつ畑を借りて土地を拡大していきました。
特に僕らのような果樹の場合は、畑を借りて木を植えて、そこから就農するまで最低3年、本当においしいものを作ろうと思ったら5年は我慢が必要です。だから、その間にいろんな畑を手伝わせてもらいながら、「畑を貸してほしいんだよね」と伝えていけば、自然と話が来るようになると思いますよ。時間と人脈作りの手間さえ惜しまなければ、農業は誰でもできると思います。

- 戸澤さん
- 私は、農家ってこんなに自由で楽しくて夢もあるのに、なんでみんなやらないの? って心から思っています。プラスしかない生き方だと思うし、イヤなことがあっても、畑をやっていれば心が浄化されてリセットされるんです。
働き方に悩んでいる周りの人たちに「農業やればいいじゃん」って言うと「できるわけない!」って言われるんですけど、何もわかってなかった私にもできたから、絶対できないことじゃないと思いますよ!
取材を終えて
真夏日の取材でしたが、ぶどう畑の中は木漏れ日と風が心地よく、3人のお話を聞いているとあっという間に時間が過ぎていました。
農家さんの高齢化や後継者不足というニュースを耳にすることも多く、その現実は長野も例外ではありません。でも、笑いの絶えない座談会を通して見えてきたのは、「キツい」「儲からない」という偏ったイメージの裏にある、もっと自由で夢のある働き方でした。
この記事を読んで、少しでも農家という選択肢が気になった方は、まずは近くの直売所や物産展に足を運び、長野の「推し農家さん」を見つけて、丹精込めて作られたフルーツや野菜、お米を口にしてみることから始めてみませんか。
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編集:岡部ベイコ
撮影:小林直博

