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短大生と園児 伝統野菜「源助かぶ菜」を種まき 泰阜村

短大生と園児 伝統野菜「源助かぶ菜」を種まき 泰阜村

 泰阜村の泰阜保育所の園児と飯田短期大(飯田市)の学生たちが22日、村内の畑で村の伝統野菜「源助かぶ菜」の種まきをした。園児たちは地元の野菜に親しみ、学生たちは収穫したかぶ菜を使って商品開発に取り組む。

 畑は村内に肥料を生産するバイオセンターを持つ旭松食品(同市)が管理。種まきには園児11人、学生4人が参加した。バイオセンターの榊山泰道さん(66)に教わりながら、うねの穴に5粒ずつ種をまき、丁寧に土をかぶせた。

 年長の玉井昂輝(こうき)ちゃん(6)は源助かぶ菜について「甘くてちょっと苦くて、好き。焼いて塩を振って食べたい」と収穫を楽しみにしていた。

 源助かぶ菜は霜が降りるとよりおいしくなるといい、収穫は11月を予定。一部は収穫せずに花を咲かせ、春に新芽を食べる。同短大の食物栄養専攻2年、真壁麗愛(りのあ)さん(20)は商品開発に向け、「泰阜をアピールできるおいしいものを考えたい」と話した。(2023年9月22日配信)