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諏訪湖の環境を守れ 諏訪市と長野県、オオハンゴンソウを駆除

諏訪湖の環境を守れ 諏訪市と長野県、オオハンゴンソウを駆除

 諏訪市豊田の諏訪湖に注ぐ鴨池川河口付近で31日、特定外来生物オオハンゴンソウの駆除作業が行われた。強い日差しが照りつける中、市と県諏訪地域振興局の職員計10人が刈り払い機を使用し、昨年の作業時よりも約70キロ多い約290キロを取り除いた。

 市環境課によると、オオハンゴンソウは北米原産のキク科の植物。繁殖力が強く、在来植物の生育環境に影響を及ぼすため、諏訪湖畔では例年7月下旬~8月上旬に市と県が協力して駆除作業をしている。

 オオハンゴンソウが繁茂するエリアはススキで覆われており、職員らは刈り払い機を左右に動かしながらススキとともに黙々と刈り取っていった。市職員らは刈り取り後にオオハンゴンソウを分別して回収し、焼却処分した。市環境課の担当者は「繁茂を広げず、湖周辺の生態系を守るために駆除作業を続けていきたい」と話した。(2024年7月31日配信)