
2025.03.21
佐久市の中3考案レシピ、給食に登場 特産みそ・青大豆のコロッケ

佐久市浅間中学校3年生の玉置結菜さん(15)が考えたレシピを基に調理したコロッケが7日、同市浅科小、浅科中の給食に登場した。ともに地元特産の安養寺みそと「青ばつ」と呼ばれる青大豆を入れるのが特徴だ。この日は青ばつの代わりに枝豆を使用。児童生徒が地元ゆかりの風味豊かなコロッケを味わった。
玉置さんは昨年4月からの総合的な学習の時間の卒業探究で、好物のコロッケをテーマに選んだ。夏休みに県内外のコロッケを食べ比べ、味を研究。市内のパン店で材料の分量などについて助言をもらった。試作を10回以上重ね、レシピを完成させた。
ジャガイモ300グラムに安養寺みそ17グラムを加えると「みその香りがちょうどいい」(玉置さん)と発見。青ばつを入れ、食感も工夫した。昨年12月に浅間中で卒業探究の発表をした際、浅科小の先生の目に留まり、給食での提供が決まった。コロッケは同小併設の給食センターで調理した。
児童・生徒約250人に提供され、玉置さんも浅科中1年A組の生徒22人と一緒に食べた。市川昇磨(しょうま)さん(13)は「みその風味が良く、ご飯が進む」と太鼓判。玉置さんは「多くの人においしいと言ってもらって良かった。給食のメニューになったらうれしい」と喜んでいた。(2025年2月7日配信)