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トイレで地震…どうする? 「うんこ先生」の答えは…上田市で子ども向けイベント

トイレで地震…どうする? 「うんこ先生」の答えは…上田市で子ども向けイベント

 県や信濃毎日新聞社などでつくる長野SDGsプロジェクト実行委員会は11日、子ども向けイベント「みんなのSDGs文化祭」を上田市のアリオ上田で開いた。学習教材「うんこドリル」シリーズに登場する「うんこ先生」などの着ぐるみが地震の対応を教えるショーでは、親子連れが楽しみながら理解を深めた。

 ショーは、うんこ先生の教え子「うんこねこ」がトイレで地震に遭い、その後の行動に迷った―との内容で進んだ。司会者が「お尻のうんこをふいて揺れが収まるまでじっとする」「うんこが付いたまま急いでトイレから出る」のどちらが正しいかを会場に質問。最後はうんこ先生が「揺れている時に走ると転びやすい。揺れが収まるまでじっとするのじゃ」と説明した。

 質問は全5問。ほかに「避難に階段、エレベーターのどちらを使う?」(正解は階段)などがあり、子どもたちは演技に笑いながら対応を学んだ。市川辺小2年の鈴木爽真さん(8)は「地震の時も落ち着いていることが大事だと分かった」と話していた。

 実行委は、国連の持続可能な開発目標(SDGs)に基づき環境問題などの解決を考える出前授業を県内の学校で実施。会場ではその活動を紹介するパネル展示もした。(2025年2月12日配信)