移住したくなったら

富士見「ルバーブビール」 2拠点居住経験の夫妻が販売

富士見「ルバーブビール」 2拠点居住経験の夫妻が販売

 富士見町の原田誠さん(73)、悦子さん(71)夫妻が6日、町特産のルバーブを使った「ルバーブビール」を販売する「八ケ岳ルバーブハウス」を町内のJR信濃境駅近くにプレオープンさせた。

 ビールは赤色の他、淡いピンク色の「ヘイジー」、白い濁りがある「ホワイト」の3種類。価格は330ミリリットル入りでホワイト594円、他の2種類が770円。県内2カ所の醸造所に委託して造り、爽やかな香りと酸味、小麦麦芽を使ったきめ細かな泡が特徴だ。生ビールの瓶詰め販売もする。ルバーブのピザやジェラートなども販売する。

 夫妻は都内と町の二拠点居住を経て、現在は町で過ごしている。ルバーブの酸味と鮮やかな赤色に引かれた誠さんは町ルバーブ生産組合に入り、19年から夫妻で栽培を開始。同年秋からビールの試作を重ねてきた。「信濃境駅周辺は移住者に人気の高いエリア。町おこしにつながればうれしい」と誠さん。木曜定休。本格オープンは来春の予定。(2021年11月6日掲載)

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1873(明治6)年に創刊した長野県で日刊新聞を発行する企業です。きめ細かい取材網を生かした公正で迅速な報道に努めてきました。紙面づくりや多彩なイベントを通じた読者との双方向性を大切にしながら地域の産業や文化の振興も目指してきました。販売部数は約43万9000部(2020年4月)。県内シェアは70%超。地域に親しまれ、信頼される長野県民の主読紙として、人と時代をつなぐ仕事に取り組んでいます。