2021.12.02
石仏が来てる! フィギュア化で魅力発信 伊那
高遠藩ゆかりの「高遠石工(いしく)」の魅力を発信しようと、伊那市地域おこし協力隊員が企画した4種類の石仏フィギュアが完成した。原材料のペットボトルのふた集めに地元小学生が協力。7日に市高遠町文化センターを発着点に開く「高遠城下石仏ウオーク2021」(信濃毎日新聞社など主催)でカプセルトイ(ガチャガチャ)として販売する。
地元に残る「大聖(だいしょう)不動明王」「延命地蔵菩薩(ぼさつ)」「不空羂索(ふくうけんじゃく)観音」をかたどった各200個の他、デザインが事前に分からない限定品60個を販売する。大きさはどれも5センチほど。協力隊員の吉沢祐佳さん(25)が発案し、製品設計・試作支援のスワニー(伊那市)が精巧に作った。細かく砕いたさまざまな色のふたを混ぜ、石仏に近い色合いに仕上げた。
5日、市役所で白鳥孝市長に完成を報告した吉沢さんは「予想以上の反響。フィギュアのシリーズ化を考えたい」と話していた。同センター駐車場で7日午前8時ごろから1回300円で販売する。石仏ウオークに参加しない人も購入できる。(2021年11月6日掲載)
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