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初冬の長野の風物詩 えびす講煙火大会 3年ぶり開催

初冬の長野の風物詩 えびす講煙火大会 3年ぶり開催

 第115回長野えびす講煙火大会(長野商工会議所、長野商店会連合会主催)が23日夜、長野市内で開かれた。2019年の台風19号災害や新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催。感染防止策として、観覧者の密集を避けるため打ち上げ場所は市内4カ所に分散し、計8千発の花火で夜空を彩った。

 午後6時に打ち上げがスタート。自宅で楽しんでもらうことを呼び掛け、動画投稿サイト「ユーチューブ」でライブ配信もした。犀川河川敷の打ち上げ場所には家族連れやカップルの姿もあり、音楽に合わせて打ち上げられるミュージックスターマインでは大きな拍手が湧いた。

 長野商工会議所の北村正博会頭は「中止が続き、何が何でも開催したいと思った。被災者や医療従事者らに元気を出してもらいたい」。花火を作った紅屋青木煙火店(長野市)の青木昭夫社長は「えびす講の花火をやっと打ち上げられた。以前のように開催できるようになるといい」と新型コロナの収束を願っていた。(2021年11月24日掲載)

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 こちらから、第115回長野えびす講煙火大会の動画を見ることができます。

この記事を書いた人
1873(明治6)年に創刊した長野県で日刊新聞を発行する企業です。きめ細かい取材網を生かした公正で迅速な報道に努めてきました。紙面づくりや多彩なイベントを通じた読者との双方向性を大切にしながら地域の産業や文化の振興も目指してきました。販売部数は約43万9000部(2020年4月)。県内シェアは70%超。地域に親しまれ、信頼される長野県民の主読紙として、人と時代をつなぐ仕事に取り組んでいます。