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石仏が来てる! フィギュア化で魅力発信 伊那

石仏が来てる! フィギュア化で魅力発信 伊那

 高遠藩ゆかりの「高遠石工(いしく)」の魅力を発信しようと、伊那市地域おこし協力隊員が企画した4種類の石仏フィギュアが完成した。原材料のペットボトルのふた集めに地元小学生が協力。7日に市高遠町文化センターを発着点に開く「高遠城下石仏ウオーク2021」(信濃毎日新聞社など主催)でカプセルトイ(ガチャガチャ)として販売する。

 地元に残る「大聖(だいしょう)不動明王」「延命地蔵菩薩(ぼさつ)」「不空羂索(ふくうけんじゃく)観音」をかたどった各200個の他、デザインが事前に分からない限定品60個を販売する。大きさはどれも5センチほど。協力隊員の吉沢祐佳さん(25)が発案し、製品設計・試作支援のスワニー(伊那市)が精巧に作った。細かく砕いたさまざまな色のふたを混ぜ、石仏に近い色合いに仕上げた。

 5日、市役所で白鳥孝市長に完成を報告した吉沢さんは「予想以上の反響。フィギュアのシリーズ化を考えたい」と話していた。同センター駐車場で7日午前8時ごろから1回300円で販売する。石仏ウオークに参加しない人も購入できる。(2021年11月6日掲載)

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1873(明治6)年に創刊した長野県で日刊新聞を発行する企業です。きめ細かい取材網を生かした公正で迅速な報道に努めてきました。紙面づくりや多彩なイベントを通じた読者との双方向性を大切にしながら地域の産業や文化の振興も目指してきました。販売部数は約43万9000部(2020年4月)。県内シェアは70%超。地域に親しまれ、信頼される長野県民の主読紙として、人と時代をつなぐ仕事に取り組んでいます。