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空っぽ竜ケ池 いざ冬本番 須坂の臥竜公園

空っぽ竜ケ池 いざ冬本番 須坂の臥竜公園

 須坂市の臥竜公園にある竜ケ池で、水の濁りや悪臭を抑えるために毎年冬季に行う水抜き作業が進んでいる。底が露出した池では25日、わずかに残る水が弁天島に架かる赤い弁天橋や青空を映し出していた。池には来年1月ごろから水をため始める予定だ。

 冬季の水の入れ替えは、同公園管理事務所が2015年度から実施。約6万3千立方メートルある貯水量の9割以上を入れ替える。例年は12月から翌年2月にかけて作業するが、今季は弁天橋や遊船所の桟橋の修繕も行うため今月4日から水抜きを始めた。

 中野市から4歳の長女と散歩に訪れた助産師の高木さやかさん(40)は「弁天橋が修繕中で渡れなくて残念。でも池に残る水が橋の赤色を映していてきれい」。弁天橋と桟橋の修繕は12月中に終わる見込み。(2021年11月25日掲載)

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