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花と雑貨を扱うカフェ 創業講座で学んだ女性 南箕輪に開店

花と雑貨を扱うカフェ 創業講座で学んだ女性 南箕輪に開店

 花と雑貨、テークアウトカフェの店「CONTE(コント)」が11月、南箕輪村沢尻にオープンした。伊那市御園でカフェ「雨ことば」を夫と営んでいた有賀晶子さん(33)=伊那市西箕輪=が、伊那商工会議所の講座「伊那地域創業スクール」での学びを生かして独立。自ら名古屋市の市場へ足を運んで仕入れた花など、こだわりの品をそろえ、「暮らしに彩りを加えられるような店にしたい」と意気込む。

 空き店舗を借りて出店。店名は「物語」などを意味するフランス語で、「お客のストーリーに寄り添いたい」との願いを込めた。約110平方メートルの店内は装飾を控えめにし、立ち寄りやすい雰囲気づくりを重視。カフェでは、雨ことばで共に働いたパティシエ田中春奈さん(28)の焼き菓子やケーキを提供する。

 雑貨は食器や女性向けの衣類など幅広く取り扱う。有賀さんは「自分へのご褒美や大切な人への贈り物などさまざまな要望に応えていきたい」と話している。

 木曜定休。カフェは午前8時から、花と雑貨販売は午前10時から営業し、午後7時まで。問い合わせはコント(電話0265・98・5504)へ。(2021年11月26日掲載)

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1873(明治6)年に創刊した長野県で日刊新聞を発行する企業です。きめ細かい取材網を生かした公正で迅速な報道に努めてきました。紙面づくりや多彩なイベントを通じた読者との双方向性を大切にしながら地域の産業や文化の振興も目指してきました。販売部数は約43万9000部(2020年4月)。県内シェアは70%超。地域に親しまれ、信頼される長野県民の主読紙として、人と時代をつなぐ仕事に取り組んでいます。