移住したくなったら

「SuuHaa」好調 移住関係資料求め

「SuuHaa」好調 移住関係資料求め

 県が3月17日に開設した移住総合ウェブメディア「SuuHaa(スーハー)」を通じて、移住関係の資料送付を申し込んだ人が86人になったことが1日、県への取材で分かった。うち30代以下が84%の72人。アクセス数も開設後2週間で目標を大幅に上回り、好調に推移している。

 スーハーは、県事業を信濃毎日新聞社が受託し、全国各地のローカルな話題を掘り起こす編集集団「Huuuu(フー)」(長野市)と協力している。県外の若い世代を主な対象に、県内で働いたり、暮らしたりする魅力をオリジナルの記事で発信している。

 86人は3月17~30日に資料送付を求めた。年代別では、30代が39人で最多。20代が32人で10代も1人いた。居住地では東京都が33人など首都圏が多かった。同じ期間の分析では、約5万8千人が延べ7万4千回アクセスしていた。アクセス数は1カ月で2万回の目標に対し、約2週間で3・7倍の水準となった。

 阿部守一知事は1日、県庁で開いた記者会見で「若い人の関心を長野県に向けていきたい」。オンラインで出席したフー代表の徳谷柿次郎さんは「移住に関して47都道府県で一番のウェブメディアにしたい」と話した。(4月2日、信濃毎日新聞)