古道具や洋菓子の店「仔猫のお道具箱」　善光寺門前にオープン

　古道具や洋菓子の販売店「仔(こ)猫のお道具箱」が、長野市西之門町の古民家にオープンした。同市若穂保科の建築デザイン会社「スタジオサヤップ」が運営。２０平方メートルほどの店内には、年代物の和食器や照明器具、猫の置物など千点以上がところ狭しと並ぶ。

　古道具は古民家改装を手掛ける同社が顧客から引き取った品で、洋菓子は自社で製造。同社社長の北沢翼さん（４１）の母で店長の博美さん（７２）が手作りしたちりめん細工は、花の小物や動物の置物といった手の込んだ品が目を引く。着物を再利用して作った。博美さんは「手に触って古い布の良さを楽しんで」とＰＲしている。

　同社は、カフェ「ねこぽぽテラス」（長野市若穂保科）など古民家を改装した飲食店や宿泊施設を県内外で展開しており、今回が６店舗目。善光寺の門前に位置する新店舗は、同社事業の情報発信拠点にもしたい考えだ。水曜日定休。営業時間は午前１１時～午後４時半。

この記事を書いた人

信濃毎日新聞社

1873（明治６）年に創刊した長野県で日刊新聞を発行する企業です。きめ細かい取材網を生かした公正で迅速な報道に努めてきました。紙面づくりや多彩なイベントを通じた読者との双方向性を大切にしながら地域の産業や文化の振興も目指してきました。販売部数は約43万9000部(2020年４月)。県内シェアは70％超。地域に親しまれ、信頼される長野県民の主読紙として、人と時代をつなぐ仕事に取り組んでいます。