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50匹のこいのぼり 川面の上で春風吸い込む 上田・上丸子

50匹のこいのぼり 川面の上で春風吸い込む 上田・上丸子

 上田市上丸子の依田川にある丸子橋近くで5日、約50匹のこいのぼりが飾られた。地元の海戸自治会、市商工会、丸子地域自治センターが毎年行い、32回目。イワツバメが飛び交う陽気の中、10人ほどが慣れた手つきでロープを対岸に渡し、等間隔でこいのぼりを取り付けた。

 小学校の入学式を控えた飯嶋爽介君(6)=同市御嶽堂=は作業を眺め「豪華。家でも飾るのが楽しみ」。祖母の英子さん(72)は「春の気分を味わえた」と笑顔だった。

 飾り付けは海戸自治会が1990年に始めた。昨年に続き、医療従事者への感謝の気持ちやエールを込め青一色に。5月上旬まで飾る。高野英雄自治会長(73)は「これから堤防の桜も咲く。皆さんに楽しんでもらえたらうれしいですね」。(2022年4月6日掲載)