2022.07.22
信州の夏を楽しんで! 動物学者と元五輪MTB代表が魅力語るイベント
県や観光事業者などでつくる信州キャンペーン実行委員会は17日、アウトドアなど夏の信州の楽しみ方を発信するPRイベントを長野市内のホテルで開いた。動物学者で児童書「ざんねんないきもの事典」を監修した今泉忠明さんと、元マウンテンバイク五輪代表の鈴木雷太さんが、自然や生き物の魅力を語った。
実行委は7~9月、観光プロモーション「夏の信州 わくわく観光キャンペーン」を実施する。PRイベントは本格的な夏を前に開き、動画サイト「ユーチューブ」でも配信した。
今泉さんは、「ざんねんな~」の中で紹介したアズミトガリネズミなどに触れ、「謎が多い動物が信州には住んでいて、まだ調査することがたくさんある」と説明。「動物の痕跡を探すためにゆっくり登山したり、森の中を歩いたりするのがいい」と話した。
鈴木さんは、安曇野市や松本市の乗鞍高原、伊那市に今年、マウンテンバイクの新コースが完成したことを紹介。「自転車で観光すると、歩くよりも景色の変化がダイレクトに感じられる。夏の信州は五感が刺激されて最高」などとアピールした。
期間中、今泉さんらが講師となり、生き物や星空を観察する親子向けの体験教室などが県内各地で開かれる。(2022年6月18日配信)