2021.04.28
見に来て! ニホンライチョウ 長野・茶臼山動物園
長野市茶臼山動物園(篠ノ井有旅)は24日、飼育している国特別天然記念物ニホンライチョウの雄と雌各1羽の一般公開を始める。環境省のライチョウ保護増殖事業の一環として今年1月から順次飼育を始め、同省が今月19日に鳥インフルエンザの対応レベルを引き下げたのを踏まえて公開を決めた。
同事業では茶臼山動物園など全国7施設でニホンライチョウを飼育しており、一般公開は6施設目。雄は1月に大町市立大町山岳博物館から、雌は2月に栃木県の那須どうぶつ王国からそれぞれ茶臼山動物園に移された。当初は屋内で育て、3月からはライチョウ舎の屋外部分にも出して外の暮らしに慣れさせた。
同園によると、2羽とも白い冬羽から夏の羽に生え替わる途中。今年は繁殖も目指しており学芸員の田村直也さん(49)は「雄が雌を意識してつかず離れずでいる様子も見られる」と話す。
公開時間(目安)は午前11時~午後3時。入園料は高校生以上600円、小中学生100円。(2021年4月24日、信濃毎日新聞)