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「ロマンスの神様」をスキー場名に 木島平村に計画浮上

「ロマンスの神様」をスキー場名に 木島平村に計画浮上

 「冬の女王」の異名をとるシンガーソングライター、広瀬香美さんのヒット曲「ロマンスの神様」にあやかり、木島平村にある北信州木島平スキー場の名称を来季から「スノーリゾート ロマンスの神様」に変える計画が浮上している。広瀬さんの所属事務所によると、同曲名がスキー場名に使われるのは全国初。広瀬さんは「音楽の力で、地域社会を盛り上げる」とコメントしている。

 広瀬さんは冬が題材のヒット曲が多いことで知られる。今回の計画は、広瀬さんと同スキー場の取得を予定している会社「SBCメディカルグループ」(横浜市)代表の相川佳之さんが「十数年来の友人」(相川さん)との縁がきっかけ。グループと広瀬さんの所属事務所がネーミングの使用権に関する契約を結んだと23日、明らかにした。

 名称変更後は「たくさんのお客さまが訪れるよう、私もめちゃくちゃ力を入れて応援しようと思います」と広瀬さん。相川さんは「広瀬さんにも木島平のスキー場のリゾートの運営に関わっていただき、みんなで村やスキー場を盛り上げていこうという方針」と話す。

 木島平スキー場は、スキー人口減少や新型コロナウイルス感染拡大を背景に、経営不振が続いていた。村は昨年、民間に譲渡する方針を明らかにし、同社が名乗りを上げた。両者は昨年10月、スキー場と隣接するホテルについて譲渡に向け基本合意。3月にも正式契約の見込みになっている。(2023年2月23日配信)