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コハクチョウ、シベリアへ 北帰行始める 安曇野に春の兆し

コハクチョウ、シベリアへ 北帰行始める 安曇野に春の兆し

 安曇野市で冬を過ごしていたコハクチョウの北帰行が本格的に始まった。保護団体「アルプス白鳥の会」が13日、飛来地の御宝田遊水池(明科中川手)や犀川白鳥湖(豊科田沢)周辺で150羽以上減っているのを確認。冷え込みが厳しかった昨年より半月ほど早く、平年並みという。

 同会によると今季のピークは2月初旬の475羽で、昨年より200羽ほど少なかった。新潟、福島県などの越冬地で雪が少なく餌を確保しやすかったため南下が進まなかったとみている。

 遊水池周辺では13日、愛好家らが飛び立つコハクチョウにカメラを向けていた。同会事務局の会田仁(まさし)さん(73)は「春が近づいてきたと感じる。故郷のシベリアに無事に帰り、来シーズンも元気な姿を見せてほしい」と願った。(2023年2月14日)