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イチゴ味の牛乳パン 農園とパン製造卸が共同開発 駒ケ根市

イチゴ味の牛乳パン 農園とパン製造卸が共同開発 駒ケ根市

 イチゴ農園など運営の精農舎(駒ケ根市)とパン製造卸の丸六田中製パン所(同)が、駒ケ根市発祥とされる牛乳パンにイチゴ味のクリームを挟んだ新商品を共同開発した。精農舎が市街地の駒ケ根バスターミナル内で運営するカフェ兼ギフトショップ「キャンプ ストロベリー」で販売している。

 昨年8月オープンの同店は高速バスの待合所としても使われ、店内にイチゴなど地元産品が並ぶ。丸六田中製パン所の牛乳パンも置いており、精農舎が自社栽培のイチゴを使った商品開発を提案した。

 乗客が手軽に食べられるように大きさは幅10センチ、奥行き8センチ、高さ7センチと通常の半分にした。煮詰めたイチゴをバタークリームに混ぜて牛乳パン特有の甘さに酸味を加え、粒の食感も残した。包装は昭和30年代から変わらないレトロ調のデザインのまま、色を赤にした。

 1個230円。今月半ばに発売したところ、連日売り切れの人気という。丸六田中製パン所の田中明宏代表社員(45)は「今風にうまくアレンジした。県外にも売り出していきたい」と話している。(2023年2月28日)