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ニジマス、山菜、キノコ… 乗鞍高原に「おかみさん食堂」

ニジマス、山菜、キノコ… 乗鞍高原に「おかみさん食堂」

 松本市安曇の乗鞍観光センターの食堂が一新され、地元民宿の女将(おかみ)らが切り盛りする「おかみさん食堂」として15日、オープンする。地元食材を使った郷土食や定食などを提供。女将らは、食を通じて乗鞍高原の魅力を伝え、新型コロナで落ち込んだ観光を盛り上げようと意気込んでいる。

 これまであった食堂が撤退。センターの指定管理者が、仕出しやおやき販売などを長年続けてきた、女将らでつくる「乗鞍うまいもの工房」に食堂の運営を依頼した。

 新たな食堂では、野菜を細かく刻んでしょうゆなどで味付けした薬味「きざみ」を載せたうどんや、ニジマスの唐揚げ「円(つぶら)揚げ」などの定食を用意。定食には、山菜やキノコなど季節の食材を使った三つの小鉢を添える。

 同工房代表の上松多加子さん(75)は「開店が少しでも乗鞍の活性化につながるといい」と話した。午前9時~午後5時。水曜定休。15~17日は開店記念として定価の半額で提供する。今年は11月中旬まで営業予定で、その後は冬季休業に入る。(2023年4月15日配信)