
2025.07.03
「伊那の良いところを伸ばせるイベントに」 10月の17とりどり祭 高校生実行委が発足

伊那市のJR伊那北駅周辺で10月25日に開くイベント「17(いな)とりどり祭(まつり)」の企画運営を担う高校生の実行委員会が発足した。昨年に続く2回目で、同駅前のロータリーや県道に歩行者天国を設定。高校生は今後、地元商店主や住民らと話し合い、地域を盛り上げる企画を考える。
主催する伊那商工会議所が、市内の高校生らを対象に公募。伊那北、伊那西、上伊那農業各校の1~3年生計9人が応じた。本番の会場に近い同市山寺の多目的施設「きたっせ」で14日に結団式があり、一人一人が「伊那の良いところを伸ばせるイベントにしたい」「地域の人との交流を楽しみたい」などと抱負を述べた。
伊那北駅は、県立高校再編で統合新校の最寄り駅となるため、将来の利用増が見込まれている。高校生の実行委には、イベントの企画を通じて同駅前のまちづくりを住民らと一緒に考えてもらう狙いがある。結団式に出席した伊那市の伊藤徹副市長は「県立高再編は、市にとって新たなまちづくりの大きな機会になる」と述べた。
実行委は今後、合宿形式を含む7回の会合を開く予定。メンバーを随時募集している。(2025年6月18日配信)