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松本市波田の特産 「シャリっと甘い」アイツの季節だ

松本市波田の特産 「シャリっと甘い」アイツの季節だ

 松本ハイランド農協すいか共選所(松本市波田)で4日、露地栽培のスイカの選果と出荷が始まった。5月まで低温だったが、6月から気温が上がり、糖度が高まったという。同農協すいか部会長の上原伝一さん(65)は「シャリっとした食感と甘さが自慢」と話している。

 生産者9戸が約2800玉持ち込んだ。検査員が傷の有無などを調べてベルトコンベヤーに乗せ、選果機が糖度や熟度を測定。品質や大きさごとに箱詰めされた。

 春先は強風にも悩まされたが「生産者のノウハウと努力で高品質を保っている」と上原さん。今後も晴れの日が多いほど糖度が高まるという。露地物のスイカは9月中旬ごろまで出荷が続き、出荷量は例年並みの94万ケース(1ケース2玉入り)、販売高25億円を見込む。(2021年7月5日、信濃毎日新聞)

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1873(明治6)年に創刊した長野県で日刊新聞を発行する企業です。きめ細かい取材網を生かした公正で迅速な報道に努めてきました。紙面づくりや多彩なイベントを通じた読者との双方向性を大切にしながら地域の産業や文化の振興も目指してきました。販売部数は約43万9000部(2020年4月)。県内シェアは70%超。地域に親しまれ、信頼される長野県民の主読紙として、人と時代をつなぐ仕事に取り組んでいます。