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上伊那の風景を見て! 駒ケ根工生が空撮動画公開へ

上伊那の風景を見て! 駒ケ根工生が空撮動画公開へ

 駒ケ根工業高校(駒ケ根市)の航空技術研究同好会が、地元市町村の夏の景色を動画で空撮し、近く動画投稿サイト「ユーチューブ」の同校のチャンネルで公開する。新型コロナウイルス感染症の影響で帰省できない人に見てもらおうと、小型無人機ドローンを飛ばして撮影。合唱同好会による夏の歌の合唱も映像に重ね、景色を演出する。

 映像は航空技術研究同好会の生徒4人が8月上旬、同校や伊那市、飯島町、中川村で撮影。上空150メートルでドローンをゆっくり旋回させて全方位を撮り、4本それぞれ5分にまとめた。学校上空の映像には中央、南の両アルプス、国道153号の中央アルプス大橋などが青空と共に映っている。

 合唱同好会の女子生徒4人は8日、「夏の思い出」「少年時代」などを録音。3年の春日あかりさん(18)は「新型コロナの影響で自分たちも発表の機会が少ない。歌でふるさとを懐かしく思ってもらえるといい」。飯島町で動画を撮った3年の山村陽(ひなた)さん(17)は「空から撮影して、地元の自然がきれいだと改めて思った。帰れない人に届けたい」と話していた。(2021年8月10日、信濃毎日新聞)

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1873(明治6)年に創刊した長野県で日刊新聞を発行する企業です。きめ細かい取材網を生かした公正で迅速な報道に努めてきました。紙面づくりや多彩なイベントを通じた読者との双方向性を大切にしながら地域の産業や文化の振興も目指してきました。販売部数は約43万9000部(2020年4月)。県内シェアは70%超。地域に親しまれ、信頼される長野県民の主読紙として、人と時代をつなぐ仕事に取り組んでいます。