2021.09.10
新型コロナ 長野県の集団接種 2会場増設へ
阿部守一知事は3日の記者会見で、市町村の新型コロナウイルスワクチン接種を補完するため県内4会場で実施している集団接種を9月下旬に2会場増やすと明らかにした。県内の接種率を上げる狙い。米モデルナ製を使用する。
県の集団接種は佐久、飯山、松本、飯田の4市でエッセンシャルワーカー(生活維持に不可欠な労働者)らに加え、妊婦や18歳以上に対象を広げて実施している。阿部知事は会場増設について「医療を逼迫(ひっぱく)させない観点でもワクチンの有効性は高いと認識しており、できるだけ早く希望者の接種を進めたい」と説明した。場所は調整中という。
この他、阿部知事は英アストラゼネカ製を用いた集団接種も県立信州医療センター(須坂市)で実施すると説明。16日の1回目接種に向け、週明けから計100人の予約を受け付ける。
原則40歳以上か18歳以上で既にアストラゼネカ製を1回接種した人、アレルギーなどでファイザー製とモデルナ製を接種できない人が対象。2回目は11月11日を予定する。予約は今月6日午前10時から県ホームページで先着順。状況に応じて接種日の追加も検討する。(2021年9月4日、信濃毎日新聞)
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