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巨大プラム採れました ギネス記録超の重さは… 松川町

巨大プラム採れました ギネス記録超の重さは… 松川町

 松川町大島の果樹農家、大石和幸さん(60)の農園で、ギネス世界記録の重さ323・77グラムを超える大ぶりのプラムの実が採れた。世界記録申請に向け、1日には農園の直売所で地元農協や町の職員が見つめる中、計量の映像を撮影。417・87グラムの計量結果に、記録更新を目指してきた大石さんは「感動だよ」と誇らしげな表情を浮かべた。

 プラムは大ぶりの高級品種「貴陽(きよう)」。大石さんは20年ほど前から栽培しており、3~4年ほど前に重さ300グラムを超える実が採れたことで世界記録を意識した。以来、摘果して1本の木になる実の数を調整するなどして実が大きくなるよう工夫。8月20日に「こんなに大きいのは初めて」という実を見つけた。

 この日、緊張した面持ちで自慢の実をはかりにそっと載せた大石さん。事前に量った際に比べ、水分が抜けてやや軽くなったものの、これまでの記録を大きく上回った。

 今後、撮影した動画や資料をギネスワールドレコーズジャパン(東京)に提出し、認定には3カ月ほどかかる見込み。大石さんは「世界記録を通して松川町をPRしたい」と強調。実は、もう少し取っておいてから、食べようと思っている。(2021年9月2日、信濃毎日新聞)