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長野・善光寺 だるまや守護矢に「お魂入れ」

長野・善光寺 だるまや守護矢に「お魂入れ」

 長野市の善光寺は10日、正月の縁起物の開眼法要を本堂で行い、頒布を始めた。新型コロナウイルスの影響で昨冬は郵送での頒布希望が多くあったため、今冬は初めて電子商取引(EC)サイトでも取り扱う。昨季のようにチラシなどで年末年始の混雑時期は示さないが、若麻績享則(わかおみたかのり)・寺務総長は、境内のライブ中継などで混雑状況を確認して「安全に参拝してほしい」と話した。

 この日は、本堂の内々陣にだるまや守護矢など70種類を並べ、僧侶たちが読経。「お魂入れ」した後、事前に予約していた参拝者らに手渡した。頒布の開始時期を早めて参拝者の「密」を避ける目的で、昨年と同様に例年より若干早めに法要を行った。

 寺事務局の柳沢正志・授与品部長は、ECサイトの活用で頒布を受けるよりも境内の滞留時間は減らせるとし「安心してご参拝いただける」と話した。境内のライブ中継は、INC長野ケーブルテレビ(長野市)の協力で実施する。(2021年12月11日掲載)

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