2022.01.20
木像の頭や脚…なでて無病息災 善光寺で「びんずる回し」
長野市の善光寺で6日夜、正月の恒例行事「びんずる回し」があった。なでた場所の痛みや病気が治ると伝わる「びんずる尊者」の木像が綱で引かれ、参拝者が触れて無病息災を願った。
職員や希望者が木像の台座とつながった綱を引いて本堂外陣を3周。囲んだ参拝者が木像に手を伸ばした。その後、「福しゃもじ」を受け取り、木像の頭や脚などを思い思いになでていた。
京都府南丹市の病院職員、若生(わかいき)佳英子さん(54)は毎年訪れているといい、「母親の心臓の病気が治るよう祈った」。自身はいたって健康で「善光寺に見守られている気がする」とほほ笑んだ。(2022年1月7日掲載)
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