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松ぼっくりでかたどる神様「おフクロウ」 根羽村を発信

松ぼっくりでかたどる神様「おフクロウ」 根羽村を発信

 根羽村の村立義務教育学校「根羽学園」の7年生3人が13日、松ぼっくりでフクロウをかたどった置物を村内の観光施設「ネバーランド」で販売し始めた。村を見守る神様「おフクロウ」として販売。村のPRにつなげようと、地元にある自然のものを集めて手作りした。

 二つの松ぼっくりをつなげてフクロウの顔や胴体を表現。乾燥させたツタやビーズを、目やくちばしにした。小さな黒板をぶら下げたものもあり、ウエルカムボードとして使える。値段は1個250~800円にした。

 生徒たちは村内の男性に教わって昨年秋に作り始め、ネバーランド店長の菊地暁(あきら)さん(42)に販売を相談。同施設が中京圏から県内への入り口にあることや、「ネバーランドにもっと村の人が関わってほしい」という菊地さんの思いを知った。生徒たちは「村を発信する商品にしたい」と構想を練った。

 生徒たちは、おフクロウを紹介するカードも店頭に置いた。愛知県から訪れた女性は早速「発想が面白い」と購入。筒井晴太君(13)は「持ち帰って飾ってもらい、いろいろな人が自然豊かな根羽に興味を持つきっかけになればいい」と話していた。(2023年3月15日配信)