スキージャンプ竹内択さんの「チームｔａｋｕ」 長野に練習拠点

　ノルディックスキーのジャンプ男子で五輪に３度出場し、２０１４年のソチ五輪では団体で銅メダルを獲得した竹内択さん（３４）＝長野市＝の個人チーム「チームｔａｋｕ」が長野市三輪に練習拠点（約１８０平方メートル）を完成させ、１４日に公開した。主に自身の練習で使用するが、今後子ども向けスポーツ教室を開くことなども検討している。

　完成した練習拠点は「ｔｔＴＢ（チームｔａｋｕトレーニングベース）」と名付け、ウエートトレーニングや、バランス強化のトレーニングなどができるスペースを設けた。これまでは専用の練習場所はなく、スポーツジムなどを利用してきた。外観や内装にもこだわり、「自分の気持ちが高まるようにした」。

　練習拠点でトレーニングを積み、２２年の北京冬季五輪への出場を狙う。「個人種目で金メダルを目指し、ジャンプの楽しさや格好良さも追求したい」と意気込んでいる。

　自身が１９９８年長野冬季五輪で観戦したスキージャンプに「格好良い」と感動し、競技を始めた。「自分が感じた格好良さを長野でも広めたい」。ジャンプのトレーニングや体づくりなどの教室を開き、子どもたちに興味を持ってもらいたい―としている。(2021年６月15日、信濃毎日新聞)

この記事を書いた人

信濃毎日新聞社

1873（明治６）年に創刊した長野県で日刊新聞を発行する企業です。きめ細かい取材網を生かした公正で迅速な報道に努めてきました。紙面づくりや多彩なイベントを通じた読者との双方向性を大切にしながら地域の産業や文化の振興も目指してきました。販売部数は約43万9000部(2020年４月)。県内シェアは70％超。地域に親しまれ、信頼される長野県民の主読紙として、人と時代をつなぐ仕事に取り組んでいます。