2021.08.24
東京パラ採火 信州でもスタート 「縄文人」も火おこし
東京パラリンピックは12日、長野県を含む全国各地で採火が始まった。県内では10広域圏ごとに14日までに採火し、16日に長野市のセントラルスクゥエアに集める。共生や平和を願う思いを乗せ、聖火が東京に向かう。
諏訪郡富士見町の井戸尻史跡公園では12日、町内の県諏訪養護学校高等部や境小学校の児童生徒ら12人が縄文人をイメージした衣装を着て、木の棒と板を使って火をおこした。同小6年の平出翔太郎君(11)は「火が聖火になるのはうれしい」と話した。
県外では16日まで42道府県で採火。17~20日は競技会場がある静岡、千葉、埼玉、東京4都県での採火やリレーを行うが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で公道走行を中止・縮小する。最後は日本各地とパラ発祥の地とされる英国ストーク・マンデビルで現地時間19日に採火した炎が20日夜、都内の迎賓館で合流する。(2021年8月13日、信濃毎日新聞)
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